東京で口火を切った熱気は、大阪に引き継がれた。1月の初場所で、東京場所では18年ぶりの「大入り皆勤」となった相撲人気。ここ大阪でも全15日間、満員御礼の垂れ幕が下がった。春場所としては01年以来、14年ぶりの皆勤賞だ。
大阪担当部長の鏡山理事(57=元関脇多賀竜)は盛況ぶりを「相撲熱の高い地域だし、1月からの流れもあった。場所前は前半の苦戦を覚悟したけど、ふたを開ければ」と胸をなで下ろした。特に当日券の売れ行きが、想定の10~15%も伸びたのが要因と分析する。
5月の東京(夏場所)も盛況は確実。そうなると連続大入りの鍵を握りそうなのが、7月の名古屋場所。猛暑の季節で、4年前は千秋楽だけしか出ず、昨年までの10年間で平均6・6日と苦戦が続く場所だ。
「いや大丈夫。いきますよ」と17年ぶりの皆勤大入りを期待するのは、名古屋場所担当部長の千賀ノ浦理事(63=元関脇舛田山)。「大阪に負けないように」と既に中部圏を中心にチケット営業を開始。昨年は親方の“休場”で幻に終わった「貴乃花チケット」の販売や「ゆかたデー」の設定などで集客を図る。鍵は前半の升席Bとか。担当になって13年。「どん底の時代を知っている」(同理事)から苦労はいとわない。【渡辺佳彦】


