満員札止めが続く秋場所。相撲を愛してやまない女子「スージョ」だろうか、若い女性が目立つ。中には力士を、食べちゃいたいほど好きなファンもいるかも。そんな人にオススメの「両国国技館限定」土産が、力士の顔写真が“プリント”された食べ物だ。夏場所からクッキーやもなか、秋場所には照ノ富士や遠藤、勢のキャンディーも加わった。この顔写真、食べられるインクでできている。

 全国シェアで約90%を占めるという長野・塩尻市の業者の「可食性インク」でできている。砂糖のプレートに印刷された、実に精巧な写真。ゆえに、販売を手がける焼きたて屋の古川博徳専務は「先場所はお客さまも抵抗を感じられていて『食べられない』とおっしゃる方が多かったです」。

 販売2度目の今場所は口コミも広がり、購入者が増えた。ちなみに全幕内力士を東西で分けた番付プリントクッキーは「遠藤がいるから」と東が、西の倍を売り上げている。いとおしくなめる人、憎らしくかじる人…用途はさまざま。こんな名物土産、あなたならどう使います?【今村健人】