WBC世界フライ級1位の比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)と対戦し、比嘉は6回に3度のダウンなど奪いTKO勝ちし、新王者となった。日本人初となる全勝全KOでの世界奪取に成功した。

 比嘉は試合後のインタビューで「最高の結果が出せてよかった。(計量オーバーしている相手に対して)自分も減量がきつくて、1時間前パニック障害を起こして危なかったが、自分の方が気持ちが強いと思い挑んだ。この試合は絶対に倒して取ろうと思っていた。日本人初のKOで全試合取っているので試合にかける思いは強かった」と話した。