全日本の征矢学(25)、真田聖也(22)が27日、横浜市内の道場で公開練習を行った。29日の両国大会でTARU、ビッグダディ・ブードゥの持つアジアタッグ王座に挑む2人は、220キロの巨漢ビッグダディ対策に着手。2人がショルダータックルや低空ドロップキックを矢継ぎ早に放ってかく乱させたり、2人でブレーンバスターを仕掛けたりと、3つの技を披露した。

 征矢は7月まで行っていた海外遠征で、体重が7キロ増の111キロになった。「相手は自分たちの倍以上の体重がある化け物。1人ではかなわないのは承知している。でも、プロレスでは1+1が2にも3にもなる。そのプラスをフルに利用したい」と、怪物退治に自信を見せた。一方の真田は「(征矢が)海外に行っている間、僕も進歩していると思う」と、征矢にライバル心をむき出しにしていた。