24日に55歳で死去した世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級前チャンピオン長谷川穂積の母裕美子さんの通夜が25日、兵庫県西脇市の斎場で営まれ、11月に再起戦を控える長谷川は「母親が教えてくれたこと、残してくれたものをしっかり守りながら、頑張っていきます」と気丈にあいさつした。

 長谷川は4月にWBCバンタム級王座から陥落。その後に裕美子さんの病状が悪化したことから「自分が負けたせいだと、責めた時期もありました」と苦しかった胸の内を明かした。

 通夜には親族やボクシング関係者ら300人以上が参列。葬儀・告別式は26日に行われる。