暴走王・小川直也(43)が15日、都内で会見、27日のIGF東日本大震災復興チャリティー「INOKI

 GENOME」(東京・両国国技館)に出場することを発表した。小川の試合出場は昨年5月のGENOME12以来、1年3カ月ぶり。IGFのアントニオ猪木会長(68)からの要請に応えた。

 昨年9月のGENOME13の出場を辞退して以来、疎遠になっていたIGFとの関係だが、小川は「被災者の復興支援ということで、断る理由はない。招待する被災者の方に元気になって帰ってもらいたい。今後は白紙だが、IGFで自分のやりたいことができれば」と継続参戦にも意欲を見せた。

 対戦相手については、藤田和之(40)石井慧(24)の名前を候補に挙げた。「猪木さんにかかわりがあった人は、猪木さんのイベントに参戦した方がいい。藤田は新人時代に一緒に同じところで汗水を流した仲。石井も参戦しないと、日本に帰ってくるときに、誰にも応援してもらえなくなる」とエールを送った。

 石井は来月14日(日本時間15日)にブラジル・マナウスで行われる総合格闘技新団体アマゾン・フォレスト・コンバットの旗揚げ戦で、パウロ・フィリォ(33=ブラジル)と対戦することが決定している。藤田が出場すれば、09年大みそか以来1年8カ月ぶりの試合復帰となる。