<プロボクシング:WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール

 同級王者・宮尾綾香(29=大橋)が2度目の防衛戦に成功した。挑戦者の同級4位・安藤麻里(25=フュチュール)と昨年9月以来となるリマッチ。

 序盤から自慢の素早いフットワークを生かし、自らの距離に入ると左フック、右ストレートを繰り出し、ポイントを稼いだ。パンチ力のある安藤の有効打を狙う戦い方を警戒しつつ、的確にパンチを当て、10回を終了。ジャッジ3人全員が4ポイント差をつける3-0の判定勝ちで防衛に成功した。

 前回の対戦は、安藤のホームとなる大阪で同級王座に挑み、王座奪取に成功。今回はホームの後楽園ホールで迎撃しての勝利だった。安藤に連勝した宮尾は「前回とは違う選手にような動きでした。本当はもっときてくれた方がやりやすいかなと思いました。今後、自分の強い部分をもっと向上させていきたい」と話した。

 これで2度目の防衛に成功した宮尾は11勝(1KO)1敗となった。