日本プロボクシングの祭典となる第35回チャンピオンカーニバルの主要対戦カードが10日、都内で発表された。来年1月17日を皮切りに、同4月30日までミニマム級からヘビー級まで計14階級で日本王座戦が行われる。

 注目カードはミドル級で、日本同級王者・中川大資(36=帝拳)が3月1日、東洋太平洋同級王者・柴田明雄(32=ワタナベ)と両者のタイトルをかけて拳を交える。柴田は今年8月、プロデビュー戦だったロンドン五輪男子ミドル級金メダルの村田諒太(27=三迫)と対戦し、2回TKO負けして以来の試合となる。

 またスーパーフェザー級では、沢木耕太郎氏のノンフィクション「一瞬の夏」の主人公で知られる元日本、元東洋ミドル級王者カシアス内藤氏の長男で同級1位・内藤律樹(22=E&Jカシアス)が2月10日、同級2位・松崎博保(31=協栄)と王座を争う。なお両カードとも会場は東京・後楽園ホールで予定される。