<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・大田区総合体育館

 王者八重樫東(31=大橋)が3度目の防衛を飾った。挑戦者で同級8位オディロン・サレタ(28=メキシコ)に9回2分14秒KO勝利した。

 試合後は対戦を熱望する元2階級制覇王者で、WBC世界フライ級1位のローマン・ゴンサレス(26=ニカラグア)とリング上で対戦濃厚な次戦の健闘を誓い合った。39戦無敗で33KOの強敵。「こんな自分ですが、戦ってもいいですか。可能性のある限り、頑張る」と「絶対王者」との勝利を期した

 ◆八重樫東(やえがし・あきら)1983年(昭58)2月25日、岩手・北上市生まれ。黒沢尻工3年で総体、拓大2年で国体優勝。大橋ジムから05年3月プロデビュー。11年にWBA世界ミニマム級王座獲得。12年にWBC世界同級王者井岡と統一戦も判定負け。昨年WBC世界フライ級王座獲得で2階級制覇。家族は彩夫人と1男2女。162センチの右ボクサーファイター。