ノアの秋山準(39)が、三沢光晴さん(享年46)のようにレスラーが社長を兼ねるのは「難しいと思う」との見解を示した。25日、都内の帝京平成大で講義し、学生らに三沢さんの急逝を報告。講義後に「団体トップ兼選手というのは三沢さんだったから(可能だったこと)で、普通なら両立は厳しい」と話した。

 自身でミネラルウオーターを販売する会社を経営しているだけに「(三沢さんの)苦労とストレスはよく分かる」という。「役員に入るか」との問いに「それは全然ない」と、レスラーの立場を貫くが、二足のわらじをはく大変さは分かるだけに、レスラーの社長就任には否定的だった。

 秋山は14日の博多大会で腰椎(ようつい)の椎間板ヘルニアでGHCヘビー級のタイトルを返上。来月12日開幕のシリーズでの復帰を目指している。