<プロボクシング:フライ級10回戦>◇20日◇東京・後楽園ホール

 元WBA世界フライ級王者で同級7位坂田健史(30=協栄)が世界戦テストマッチで1発回答を見せた。インドネシア同級王者シレガー(インドネシア)に1回2分44秒でKO勝利。試合後の会見には協栄ジムの顧問弁護士も姿を見せ、現WBA同級王者亀田大毅(21=亀田)との世界戦実現の正当性を主張した。

 164秒で結果を出した坂田は「できると信じているので挑戦させてください」と淡々とメッセージを送った。その横で協栄ジム金平会長は「デンカオセーン対大毅戦を承認するに当たって勝者は坂田とやらなければならないという条項がある。『must

 box(戦わねばならない)』と書かれてある」と調印書類を披露。「あとは(交渉の)テーブルについていただきたい」と興奮気味に語った。