<ボクシング:WBC女子世界ライトフライ級王座統一戦10回戦>◇9日◇タイ・プラチュワップキーリーカン
WBC女子世界ライトフライ級王者の「助産師ボクサー」富樫直美(34=ワタナベ)が、日本女子としては初めて海外での防衛に成功した。敵地タイで同級暫定王者ノンムエイ・ゴーキャットジム(24=タイ)と対戦。序盤からの積極的にせめて3-0の判定で王座を統一するとともに、4度目の防衛に成功した。富樫の戦績は、日本ボクシングコミッション(JBC)公認後で6勝(3KO)1分けとなった。
助産師ボクサーは、海を越えても強かった。病院の同僚からのメッセージが書かれたタオルを肩に、富樫は悠然とリングイン。開始のゴングとともに、右クロスやボディー連打で攻め立てた。ダウンこそ奪えなかったが、敵地で3人のジャッジが最大3点差をつける3-0の判定勝ちだった。
日本人の海外防衛は、男子でも渡辺二郎(大阪帝拳、85年)、西岡利晃(帝拳、09年)の2人しか達成していない。日本女子では初の快挙だが、富樫本人は「不利はなかった。運良く勝てた。神様が付いてくれたみたい」。一方で婚期の遅れについては「こればっかりは神様が付いてくれないみたいですね」と苦笑した。12日からは都内の病院で仕事を再開する。


