24日に腎不全による誤嚥(ごえん)性肺炎で死去したラッシャー木村さん(享年68)が所属していたノアの富山大会が25日、富山産業展示館で行われた。試合前に全選手が集合、木村さんの遺影を抱いた田上明社長(49)がリングに上がり、10カウントゴングを鳴らして冥福を祈った。相撲時代から50年以上の付き合いだった永源遥相談役(64)は「昭和41年10月21日に蔵前国技館の東京プロレスの旗揚げ戦で、木村さん相手にデビューした。この業界にいられるのも木村さんが誘ってくれたから。最後の10年はマイクで『おう、永源』って呼び掛けられた。思い出すと涙が出る」と振り返った。田上社長は「同じ相撲からプロレスに入ったので、かわいがってもらった。追悼試合は家族と話して決めたい」と話した。