<プロボクシング:日本フライ級、日本Sバンタム級タイトルマッチ10回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆2300人

 日本フライ級の清水智信(29=金子)と日本スーパーバンタム級の芹江匡晋(27=伴流)の両王者が挑戦者をTKOで退けた。V4の清水は「WBAの(王座戦を行う)亀田選手と坂田選手は前に出てくるので足を使うだけじゃ止められない」と先を見据えた接近戦で圧勝。「WBAでもWBCでも、来年春にでもチャンスが来たら」と3度目の世界挑戦に意欲を見せた。戦績は清水が17勝(8KO)3敗1分け、V2達成の芹江は17勝(7KO)3敗。また、芹江に敗れた元東洋太平洋、日本同級王者の福島学(35=花形)は現役引退を表明した。