低酸素性脳症のため8月28日に死去した、元プロレスラーで新日本顧問の山本小鉄さん(享年68)の通夜が2日、都内の斎場でしめやかに営まれた。密葬にもかかわらず、プロレスや芸能関係者ら約500人が参列し、生前の山本さんの人柄がしのばれた。3日の告別式では、新日本在籍時に山本さんの愛弟子だったリングス代表の前田日明氏(51)が弔辞を読むことも決まった。通夜に出席した前田氏によると、亡くなった翌日に自宅を弔問した際、遺族から依頼されたという。「ご遺族によると、山本さんは僕のことを一番、気にかけていたし、怒ってもいた。一番、耳にしていた名前だったそうです」。どんな言葉で恩師を送り出すかは「(思い出が)いっぱいありすぎて分からない。これから考えます」と話した。戒名は「清巌院闘誉小鉄居士」に決まった。