WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(26=帝拳)が逆転のKO負けを喫し、敵地での初防衛に失敗した。

 下田と同門の世界王者2人は沈痛な面持ちだった。同じ階級となるWBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(34)は「初防衛だけでも重圧があるのに海外防衛戦でしたから。ショックでしょうが、世界戦3試合分の価値があるかなりの経験。糧にする若さもある」と後輩の再起を信じた。また同じ年齢のWBC世界スーパーフェザー級王者粟生隆寛も「悔しい気持ち。自分は下田が王者に返り咲くまで王者でいます」と激励していた。