<プロボクシング:WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

 東京で初の世界戦に臨んだ多田悦子(30=フュチュール)が、危なげなく国内女子最多タイ6度目の防衛を果たした。得意の左ストレートを軸にポイントを重ね、ジャッジ2者がフルマークの大差判定勝ち。ただパンチに緩急がなく、すべて単発気味で見せ場は少なかった。「後輩(安藤)も世界を取ったし、みんな笑顔で終わりたいと思っていたけど、不細工な試合をしてしまった」と笑顔はなかった。