総合格闘家・石井慧(24)が国内戦で初めて外国人コーチをセコンドに入れ、31日の「元気ですか!!

 大晦日!!」(さいたまスーパーアリーナ)のエメリヤーエンコ・ヒョードル(35=ロシア)戦に備える。米ロサンゼルスで最終調整を積む石井が15日(日本時間16日)に明かした。現在、現地で指導を受けるエド・バックレー・コーチ(44)にセコンド入りを依頼し、快諾されたという。石井は「精神的に楽。等身大でやれる。嫌なら嫌と言える関係ですから」と喜んだ。

 バックレー・コーチは格闘技ジム「ブラックハウス」の指導者で、UFCを主戦場とするライトヘビー級のクリスタッフ・ソジンスキーやミドル級のマーク・ムニョスも教えている。今年2月、石井が同氏に指導をお願いして以降、二人三脚で技術的なレベルアップを図ってきた。先月中旬からは年末年始の試合を想定し、ロサンゼルスにあるレインジムに出稽古し、強化合宿を続けている。

 石井は「技術的には全体的に伸びた。これがしたいと思うと言うとそれを手助けしてくれる。世界一のコーチと言われる日がくるはず。なぜならボクが世界一になるからです」と断言。単身修行の手助けをしてくれた「恩師」とともに大一番に挑む。