<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム
IWGPタッグ王座は10年4カ月ぶりに天山広吉(40)小島聡(41)の「天コジ」が、王者ジャイアント・バーナード(38)カール・アンダーソン(30)組を下し、3度目の戴冠を果たした。
古傷の首に集中攻撃を浴びた天山が耐えた。耐え続ける盟友の窮地に、小島の右腕がうなった。試合の権利を持つバーナードにこん身のラリアット。倒れた巨獣を見た天山は「コジが思い切りラリアットしてくれた。一気にいかないと、迷う暇はない」。コーナーをよじ登ると、月面水爆を浴びせて3カウントを奪った。3755日ぶりにIWGPタッグ王座に返り咲いた。
10度の防衛を誇った無敵の王者組を撃破した瞬間、ファン4万人から大歓声が起こった。天コジはリングの中央でベルトを掲げて応えた。天山は「コジ、ありがとな」と感謝すれば、小島は「オレたちはベルトが似合う天山、小島。略して天コジだ」と宣言した。
同期2人は常に運命の糸でつながっていた。01年9月23日に藤波、西村組に敗れ、IWGPタッグ王座から陥落。02年に小島が武藤らとともに全日本に移籍して1度は切れた関係だったが、故障続きで不調だった天山を小島が救う形で08年7月にタッグ復活。同年のG1タッグ、最強タッグを制覇したが、天山の網膜剥離をきっかけにコンビも解消に追い込まれた。
ところが10年8月に小島がフリーで新日本に戻り、同11月に天山が首と右肩の故障から約1年3カ月ぶりに復帰。2人が同じリングにいれば再結成は自然の流れだった。小島は「天山と組むと青春が戻ってくる。天山と関わる時間は青春だし、うれしい」と感慨に浸った。デビュー20周年を迎えた2人。「天コジの時代…確固たる時代を築きたい」と天山。新日本創立40周年に再び天コジが輝き始めた。【藤中栄二】

