新日本のオカダ・カズチカ(24)が4日、“第2次オカダ政権”のスタートを宣言した。2月にIWGPヘビー級王座を初挑戦で奪取。6月に棚橋弘至(35)に奪還されたが、先月12日決勝のG1クライマックスで史上最年少で初出場初優勝を果たした。7日に開幕する次期シリーズまで、1カ月近いオフで休日は4日間だけ。「しっかりトレーニングして、次の戦いに備えた。あとはプロモーションとか、リング外の仕事が増えた」。先月26日に東京・水道橋の闘魂ショップで行ったサイン会には史上最多の360人が詰め掛け、棚橋の320人を更新。人気の面でもレベルの違いを見せつけた。

 次のIWGP挑戦は、来年の1・4東京ドーム大会と明言。オカダは「タイトルマッチ以外で、すごい試合をして王者にプレッシャーをかけていく。自分が先頭に立って新日本を引っ張っていく」と“オカダ政権”を宣言した。次期シリーズ前半はIWGP王者・棚橋はメキシコCMLLに遠征で不在だが「関係ない。なんならCMLLに移籍しても構わない」と言い切った。【小谷野俊哉】