WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)が、1日違いで防衛戦に臨むWBA世界同級王者・亀田興毅(26=亀田)と試合内容で「激突」する姿勢を示した。4月8日、東京・両国国技館で開催される同級1位マルコム・ツニャカオ(35=真正)との3度目の防衛戦を控え、4日に所属ジムで3回のスパーリングを公開。4月7日に大阪ボディメーカーコロシアムで6度目の防衛戦に臨む興毅に静かな対抗心を燃やし、将来的な統一戦も希望した。
自然体のまま、山中は率直な気持ちを言葉に表した。自らのV3戦の前日、大阪でV6戦を予定する同階級の世界王者=興毅を意識しないはずはない。「一緒の階級の王者なので、差を見せつけたいですね。自分の方が強いと思われる試合をするだけです」と静かな闘志を燃やした。
単純に試合内容を比較されてしまう環境にある。4月7日に興毅はTBS系列、そして翌日の8日に山中は日本テレビ系列で、防衛戦がゴールデンタイムに生中継される予定。山中は同級1位ツニャカオとの指名試合、一方の興毅は同級8位ジョンフレス・パレホ(ベネズエラ)との選択試合。対戦相手のランキングは違うが、期待されるのは試合の面白さ。山中は「競い合って相乗効果につながればいい」と強調した。
他団体との統一戦を希望している山中にとって当然、興毅もターゲットとなる世界王者。山中は「WBAでも他でも(団体)統一戦は興味があるのでやりたいです」と意欲満々。この日に公開されたフェルナンド・オコン(22=フィリピン)との3回のスパーリングでは切れ味十分の左ストレートで圧倒し、好調ぶりを証明していた。【藤中栄二】

