WBA世界フェザー級6位の細野悟(29=大橋)が4月14日、インドネシア・ジャカルタで同級スーパー王者のクリス・ジョン(33=インドネシア)に挑戦することが5日、決定した。ジョン陣営が同日発表した。細野にとって11年大みそか、当時のWBA同級王者カバジェロ(パナマ)に挑戦して以来、3度目の世界挑戦。細野は「気合で頑張ります」と口にした。

 17度の防衛に成功中のジョンへの挑戦は2年前の秋にも浮上したが、最終決定に至らなかった。完全アウェーとなるが「ようやく(ジョンと)できるという思いがあります」と念願の挑戦に気持ちを高ぶらせた。

 過去にジョンは佐藤修、榎洋之、木村章司ら日本人を倒している無敗王者。しかも日本人では92年4月10日、平仲明信がメキシコでWBA世界スーパーライト級王座を奪取して以降、21年間も海外で王座奪取できていない。同年4月25日、松本好二が韓国でWBA世界フェザー級獲得に失敗してから続く不名誉記録に、大橋秀行会長(47)は「松本はうちのチーフトレーナー。そろそろ大橋ジムで悪い記録を止めないといけない」と強調していた。