アマチュアを統括する日本ボクシング連盟の山根明会長(73)が28日、あらためてプロによる引き抜き防止策の新ルール導入について言及した。前日27日にアマ選手のプロ転向時に、同連盟がプロのジムから選手強化寄付金(移籍金)を受け取るなどの「村田ルール」を7月1日から導入すると明言していた。この日も「私はプロが好きで嫌いじゃない。ただ(ロンドン五輪ミドル級金メダル)村田のような問題が起きるとルールを作らないとダメ。きちんとルールを守ってくれれば(プロ転向時に)決してノーとは言わない」と説明した。

 この日は大阪市内で、廃部から昨秋に復活したタレント赤井英和総監督(53)が率いる近大ボクシング部のパーティーに出席した。