<プロボクシング:WBOインターナショナル・ウエルター級王座決定戦12回戦>◇24日◇中国マカオ・ベネチアンリゾート・コタイアリーナ

 元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(34=フィリピン)が、再起戦で快勝した。元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(27=米国)と拳を交え、ガードをこじ開ける素早い左ストレートを連発し、多彩な攻撃を展開。的確なヒットで追い詰めた。昨年12月のマルケス戦で6回KO負けして以来のリングだったが、3-0の大差判定勝ち。ファイトマネーで1800万ドル(約18億円)、PPVの売り上げ次第で3000万ドル(約30億円)の報酬を手にする。「次はラスベガスで試合したい」と宣言した。

 試合2日前、トップランク社のボブ・アラムCEOは5階級制覇王者メイウェザー(米国)との対戦が来年実現するかもしれないと明かした。過去2度の交渉の末、決裂しているファン待望のビッグマッチ。パッキャオは「私はメイウェザーと戦う気がある。彼が前向きならね。彼次第だ」と余裕の笑みを浮かべた。