ボクシングのIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(31=仲里)が23日、横浜市内の大橋ジムで、WBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)とスパーリングを行った。

 8月9日のWBO同級王者ロドリゲスとの王座統一戦に向けて6回を予定していたが、右目上を負傷したため4回途中でストップ。疲労の蓄積もあり「思ったよりも動けなかった」。2回には井上の強烈な右ストレートでぐらつくなど攻め込まれた。それでも、持ち前のフットワークを生かした攻撃も披露。「次の相手もライトフライやフライで戦っている選手。フィジカルやパワーで押し込まれる場面も出てくると思うので、勉強になった」と手応えを口にした。

 練習後の体重はリミットまで700グラムを切るなど、調整は順調。日本人初の4団体制覇がかかる大一番に向けて、最後の追い込みに入る。