WBC世界バンタム級王者山中慎介(31=帝拳)が9月30日、都内のジムで12回のスパーリングをこなした。10月22日にスリヤン(タイ)とのV7戦を控え、フィリピン人パートナー2人を相手にした。1人目には抑え気味で手数も少なかったが、2人目には自慢の左や連打を打ち込んだ。

 V6戦前にも3週間を切って敢行したが、絶不調のために6回で打ち切っていた。「最後までできたのがまず良かった。内容もそう悪くなかった。ここまでもまずまず」とほっとした顔。この日まででスパーは70回となったが、今回は具志堅に並ぶ世界戦6連続KOがかかる。「相手の右をさばいて、どう中に入るか」と話し、今後は約30回のスパーで仕上げに入る。