辰吉寿以輝(じゅいき、18=大阪帝拳)が“ダウン”を奪ってプロボクサーになった。元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(44)の次男寿以輝が24日、大阪市内のIMPホールでC級ライセンス(4回戦)のプロテストを受験。実技のスパーリングで、プロ1戦1敗の小山英哉(25=ワイルドビート)に左フックをさく裂させて、レフェリーが一時ストップ。合格が即日、発表された。

 00年の「顔」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した阪本順治監督(56)が、寿以輝のプロテストを撮影した。同監督は、95年に辰吉丈一郎-薬師寺保栄戦を中心にした「BOXER

 JOE」を製作。その後も撮影を行ってきた。続編の最終段階として、寿以輝が登場することになりそうだ。