昨年12月に2階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(21=大橋)が、ランク1位マックジョー・アローヨ(29=プエルトリコ)との初防衛戦を熱望した。23日、都内で行われた14年の年間表彰式に出席し、最優秀選手賞、KO賞、年間最高試合を受賞。5月予定のV1戦について「1位の選手とやりたい。強い選手と戦いたい」と、16戦全勝(8KO)のアローヨとの対戦を望んだ。

 授賞式では、来日したWBOの幹部から直々にチャンピオンベルトを受け取り「それだけ注目をされているということ。来ていただけたのはありがたいし、ベルトの重みを感じる」と異例のVIP待遇に、気を引き締め直した。体力強化のトレーニングを始めており「もっとパワーアップができると思っている」。