亀田3兄弟の父史郎氏(44)がボクシング界から実質的に追放されることが7日、決定的になった。日本ボクシングコミッション(JBC)が同日、都内で倫理委員会を開き、3月27日のWBC世界フライ級王座統一戦(亀田興毅-ポンサクレック)後に史郎氏が関係者らをどう喝するなどした問題を協議。終了後、斉藤専務理事は「厳重なる処分をすべきじゃないかという意見で全会一致した」と話し、一番厳しいライセンス取り消し処分を科す方針を固めた。13日の再度の倫理委員会で正式決定する見込み。

 史郎氏は07年10月からセコンドライセンス無期限停止処分を受けている。今後の態度次第では処分解除の可能性もあったが、ライセンス取り消しになれば、セコンドや指導を含めたプロ活動ができなくなる。将来的な復帰についてもJBCの安河内事務局長は「資格審査委員会はあるが、事実上難しい」と話した。さらに「再発防止の観点から(会場への)出入り禁止という話も(次回で)出ると思う」と続けた。JBCの記録ではライセンス取り消し処分は、97年に殺人罪で起訴された外国人選手の例があるだけ。

 また亀田ジムの五十嵐会長にも厳罰処分を下すことで全会一致した。同事務局長は「(史郎氏の)言動をストップできず、増長させる発言を繰り返した。責任は重い」と話した。クラブオーナーとプロモーターの両ライセンスの長期間停止や取り消しを検討する。

 6日の東日本ボクシング協会の臨時理事会でも、同会長へ厳罰処分を要求する声が多数を占め、12日の同協会理事会で「協会からの除名」などの厳罰処分が下ることは必至。その決定を受けてJBCも処分を決める。亀田3兄弟が宙に浮くことは避けられそうもない。