大相撲の大関稀勢の里(28=田子ノ浦)が3日、地元の茨城県牛久市から市の観光大使に任命された。

 同じく同市出身のお笑い芸人のフルーツポンチ村上健志(34)と出席した任命式で、駆け付けた市民に「私は力士でありますので、牛久を有名にするには相撲で勝つことが一番だと思います。牛久、茨城をもっと盛り上げるために、相撲道に打ち込んで、皆さんにいい報告ができるよう一生懸命頑張ります」と誓った。

 この日は東京・江東区の尾車部屋で二所ノ関一門の連合稽古に参加し、稽古後にそのまま、市の迎えの車で地元に直行した。だが、大型連休のために大渋滞にはまり、急きょ途中下車。JR線で電車に乗り換えてグリーン車で訪れた。久しぶりの在来線乗車だったが「快適な電車でしたよ」と、にこやかに振り返った。