人気力士で西前頭6枚目の遠藤(25=追手風)が壮絶な相撲も報われず、白星なしの7連敗を喫した。

 再入幕で東前頭9枚目の千代の国(26=九重)との一番は、攻め込まれた遠藤が何度も土俵際で残し、最後は千代の国の右上手と、遠藤の左の下手からの投げの打ち合い。上から押しつぶすような千代の国の投げに、鉄則通り顔から落ちた遠藤だが、一瞬早く土俵につき白星を逃した。

 右眉毛の上から髪の生え際にかけた部分に、赤くすりむいた4カ所の傷痕が、壮絶な一番を物語っていた。支度部屋では気丈に対応。「負けは負けなんで、特に話すことはないです。明日、頑張ります」と答えた。質問を変えても「負けは負けなんで、明日また頑張ります」と多弁は避けた。顔から落ちたことには「とっさです」と答え、悔しさをにじませていた。