横綱審議委員による本場所総見となったこの日、西の升席でメンバーが、熱戦を観戦。綱取りのかかる大関稀勢の里(30=田子ノ浦)らの相撲に、熱視線を送った。
守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)も観戦。今場所は初日に稀勢の里が敗れた際は「想定内の負け。この先、勝ち進めるのかなと思いますね」と落胆し、2日目に白星を挙げると「今日は徹底的に褒めます。力強い相撲を取ってくれれば希望が持てる」と話すなど、その動向にヤキモキさせられていた。
この日の稀勢の里は、初顔の貴ノ岩の挑戦を退け快勝。今場所初めての連勝、初めて白星先行と、5日目にしてのこの事象さえ“想定外”だろうが、同委員長は「あと10日(全て)勝てば13勝2敗。そう考えた方が希望があっていいでしょう。13勝ということは2横綱にも勝つわけだし、そうなれば文句なしでしょう」と笑顔で話した。
ただし、優勝のラインが12勝3敗に下がった場合は…。これには「星の内容にもよるでしょうし、即OKということは…。私1人では決められない。かつて見送られた例もあるし、必ずしも優勝即(昇進)とは…。反対もあるかもしれません」と、難色を示す委員が出る可能性に言及した。

