HKT48が6日、名古屋市の日本ガイシホールで「春のライブツアー~サシコ・ド・ソレイユ2016~」初日公演を行った。

 タイトルの通り、指原莉乃(23)を団長にしたサーカスをモチーフにしたステージを展開した。開演前から5人のピエロが場内を周り、観客との一体感を作り上げた。昨年11月にコラボした氣志團の「One Night Carnival」で幕を開けると、指原や、宮脇咲良(17)が高さ15メートルのフライングで登場した。ライブ中、実にフライングは計5回。まさに空中散歩して、会場を沸かせた。

 ライブでは、メンバーが“サーカス団”でさらに目立とうと、「ネタ見せオーディション」を行い、指原団長にツアー中の起用をアピールした。冨吉明日香(18)が独断と偏見で選出したというメンバーが登場。昼公演では、研究生坂本愛玲菜(15)がムーンウオークを披露すれば、ドラフト研究生の松岡はな(16)はボイスパーカッションを披露。最初は乗り気ではなかった指原も「思ったよりいいね」と太鼓判を押した。

 夜公演では、上野遥(16)が軟体芸、今田美奈(18)が空き缶の早つぶしなど次々と披露。しかし最後に秋吉優花(15)が首でフラフープを回すと、指原は「(芸が)トリッキーすぎる! 今回は合格者なし」と合格者は出なかった。

 他にも、HKT48ライブでは恒例となっている寸劇を取り入れるなど、約2時間半のライブで観客を飽きさせなかった。最後はメンバーが1列になって「ありがとうございました」と地声であいさつ。指原の「また一緒に遊んでくれるかな?」の掛け声に、ファンが「いいとも~!」と答えて、初日公演を終えた。

 この日は昼、夜の2公演行われ、合計1万6000人を動員。同ライブツアーは今月23~24日に東京・国立代々木第1体育館、来月20日に神戸ワールド記念ホール、同29~30日に本拠地福岡のマリンメッセ福岡で公演を行う。