元AKB48で、時給1000円で働くAKB48メンバー「バイトAKB」として復帰した佐伯美香(25)が3日、約6年ぶりのファンとの握手に涙した。同日、東京・渋谷のSHIBUYA

 TSUTAYAで行われたDVD&ブルーレイ「AKB48

 単独

 春コン

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 国立競技場~思い出は全部ここに捨てていけ!~」「大島優子卒業コンサート

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 味の素スタジアム」発売記念イベントに出席。バイトAKBとして初めて、ファンの前でのバイトに臨んだ。

 赤い制服姿で登場し、初回限定盤購入者30人と握手し、笑顔で商品を渡した。途中、佐伯がかつて所属したAKB48チームB結成時からの男性ファンと再会。「何があっても応援しているから。頑張って」と声を掛けられると、涙を流した。イベント後、目を真っ赤にして「感極まって泣いてしまいました。握手は約6年ぶり。久々にお会いする方もいて、うれしかったです」と話した。

 イベント前には、会見にも臨んだ。バイトAKBに応募した理由を聞かれ、「5年前にひざのけがで諦めてしまった夢の続きをかなえたいと思いました。ぜひ正規メンバーになりたい」と答えた。また、チームB所属当時、柏木由紀(23)とデュエット曲「てもでもの涙」を歌っていたことについて、「ぜひまた歌いたい。やらせてほしいです。(柏木とは)これからお会いすることになると思います」とステージ復帰にも意欲を見せた。ひざのけがも既に治っているといい、「何か結果を残したいと思います」と力を込めた。

 佐伯は07年5月にAKB48の4期生オーディションに合格。08年に研究生から正規メンバーに昇格したが、ひざのけがのため09年1月から休養し、同年8月に卒業していた。

 バイトAKBは、1万3246人の応募の中から約250倍を突破して選出されたメンバーで構成。時給1000円で活動し、活動期間は来年2月末までの約5カ月間。その後3カ月ごとに契約更新される予定。この日は、50人のバイトAKBメンバーのうち、16人が出席した。