AKB48グループ国内5番目の48が、来春にも札幌に発足することが5日、分かった。秋元康総合プロデューサー(56)が、4日から始めた公開トークライブアプリ「755(ナナゴーゴー)」で明かした。ほかにも、わずか1日半で、ファンやメンバーからの質問に次々に回答。ネット上で一気に話題を独占した。

 秋元プロデューサーが4日夕方に「原稿の〆切がたまっているんだけど、ここで遊んでいていいんだろうか?」とトークを始めると、その後も間断なく更新し続けた。

 ファンが質問すると、次々に即答。SKE48チームS新公演の楽曲制作については「すみません。ちょっと、止まってました。すぐ再開します」と答えた。渡辺麻友(20)については「すごくしっかりしてきてセンターの自覚ですかね」と言い、近日、初めて食事をすることも明かして「緊張しています」と漏らした。推しメンを尋ねられ「(SKE48)谷真理佳。不思議な魅力。理由が見つからない。これが重要」などと回答した。

 最大の極秘事項が明かされたのは、5日の午前8時17分だった。「北海道の48Gはいつごろできますか?」との質問に「運営は来年の春と言っていますが…」と明言した。取材によると、発足させようとしているのはSPR48。昨夏に札幌ドームでAKB48コンサートを初開催し、複数の地元企業関係者を招待して、構想をスタートさせていた。関係者によると、すでにサポートに名乗り出た企業もあり、劇場建設場所の選択など、具体的に進行している。秋元氏は今年6月にラジオ番組で、次の姉妹グループの新設場所について「北海道を検討している」と明かしたが、時期も含めて言及したのは初めてだ。

 ほかにも指原莉乃(21)は「(僕にとって)悪魔」、島崎遥香(20)は「うそのない自然体」と評し、おニャン子クラブとAKB48の違いは「テレビの力とネットの力」と分析。同アプリでアカウントを持つ友人の幻冬舎見城徹社長とのやりとりを公開したり、元ライブドア社長の堀江貴文氏について語ったりとフル回転し続け、5日午後10時現在で18万人以上のフォロワー(視聴者)を集めた。今後も、いつ爆弾発言が公開されるか、注目だ。【瀬津真也】

 ◆「755」

 今年2月から開設された公開トークライブアプリ。SNSアプリLINEのような画面で、簡単に閲覧でき、投稿されたコメントに即答できる。運営会社は、堀江氏とサイバーエージェント藤田晋社長が昨年6月に設立した「7gogo」。33万のフォロワーを持つ堀江氏、藤田氏、見城社長、芸能リポーター井上公造氏、田村淳、AAAらも利用しており、AKB48メンバーも秋元氏に続き、高橋みなみ、指原、横山由依、松井珠理奈、平田梨奈、谷、茅野しのぶAKB48グループ総支配人らが始めた。北原里英、多田愛佳、高柳明音は、以前から公式アカウントを持っていた。755は、堀江氏の長野刑務所時代の囚人番号。