女優池脇千鶴(28)が25日、藤沢周平の時代劇映画「必死剣鳥刺し」(平山秀幸監督、7月10日公開)の試写会イベントに出席した。藤沢作品の朗読がライフワークで造詣が深い、フリーアナウンサー松平定知(65)と映画の見どころや藤沢作品の魅力を語り合った。

 藤沢時代劇の中でも傑作の呼び声が高い作品で、人はいかにして人生を全うするかという、普遍のテーマに取り組んだ。

 池脇は主人公(豊川悦司)に思いを寄せるヒロインを演じた。「秘めた思いで苦しい毎日でした」と演技を振り返り、「でも、こんな苦しい恋いはしたくない」と明かした。

 藤沢作品の魅力に取りつかれて20年以上になる松平は、「まじめに一生懸命に生きている人に、温かいまなざしを向けるのが藤沢イズム。女性の描き方が、実にうまい」と解説。池脇の演技については「目の演技が好きだった。1つとして同じ目がなかった」と絶賛した。最後には、勢い余って結末を口走って、司会を慌てさせた。