嵐の二宮和也(26)が時代劇に初挑戦した主演映画「大奥」(10月1日公開、金子文紀監督)の会見がこのほど、京都・太秦の東映撮影所で行われた。二宮は初挑戦の時代劇について「所作に結構縛られるのかなって思っていたんですけど、実際はそれがあった方が大奥では生活しやすいものだなと感じましたね」。

 時代劇の壁は、意外にもイントネーションだった。「普段、自分が合っているだろうなと思っていたことが、だいぶ違っていたみたいで…。『侍』『町人』といった言葉をよく直されました」。物語は男女の役割が逆転した江戸時代の大奥を舞台に、1人の女将軍(柴咲コウ)に3000人の美男が仕える中で渦巻くドラマ。二宮はこの大奥で、剣の腕と才覚でのし上がる美ぼうの青年を演じる。

 大勢の男性とともに1人の女将軍にかしずく立場は、女性ファンに囲まれる普段の人気アイドル生活とは対照的。「結構凜(りん)としている役とはいえ、環境があまりに違うのですごく新鮮ですね。実際はグイグイいってると思います。僕はあまりやさしくはないと思うので」とギャップをむしろ楽しんでいる。