人気シリーズの最新映画「踊る大捜査線THE

 MOVIE3

 ヤツらを解放せよ!」(本広克行監督、7月3日公開)の完成試写会が29日、都内で行われ、主演織田裕二(42)をはじめ、柳葉敏郎(49)深津絵里(37)らが出席した。前作は173億5000万円の日本の実写映画NO・1興収の記録をつくり、現在も破られていない。製作側は、新作は100億円突破を狙うとし、織田は「『4』に向けて頑張ります」と続編を宣言した。

 ファン4000人が会場を満員にした。おなじみのテーマ音楽が流れると、自然発生的に手拍子が起こり、キャストらの登場で興奮はピークに達した。スピンオフ作品はあったが、織田演じる青島刑事が主役の映画は03年以来の7年ぶりだ。

 7年分の思いを込め、織田が「ただいま」と言うと、ファンも一斉に「おかえりー!!」。レッドカーペット上で織田とガッチリ握手を交わした柳葉も「今日この感動を味わえることが最高」と喜んだ。上映後には、犯人役の小泉今日子らも加わった。小泉は「また悪いことしちゃいました」とおどけ、深津は大きな拍手に「いかりや(長介)さんに褒めてほしいな」と、故いかりやさんをしのんだ。

 ファンを最も沸かせたのは、織田の「やっぱり作ってよかったね。『4』に向けて!」という続編宣言だった。「言っちゃった」と笑ったが「5年に1度、7年に1度と言わず、もうちょっと早いペースで見せられたら。頑張ります」と続けた。

 この日行われたフジテレビの株主総会で、取締役に正式に就任した同作プロデューサー亀山氏も「新生『踊る大捜査線』シリーズのスタート」と、続編製作を示唆。また、同氏は1作目も2作目も興収100億円を超えた作品だけに「3ケタ狙います」と話した。

 ほかユースケ・サンタマリア、小栗旬、内田有紀、小泉孝太郎、伊藤淳史らが出席。上映前と後の2回の舞台あいさつで24人のキャスト、スタッフが登壇した。配給の東宝は400スクリーン以上での上映を予定している。