話題の「ダイオウイカ」が展示される「深海

 特別展」が、7月6日から東京・上野の国立科学博物館で開催される。

 ダイオウイカは今年1月、深海で泳ぐ姿がNHKスペシャルで世界で初めて放送され、16・8%の高視聴率を記録した。会場には、07年に島根県沖で捕獲された全長約5メートルのダイオウイカが展示されている。報道関係者向けの内覧会にも多くの取材者が詰め掛け「大きい」「いや、小さい」などとさまざまな声が聞かれるなど、大きな話題となった。ダイオウイカの隣には、天敵マッコウクジラの頭部の模型があり、深海の攻防を体感できるようになっている。

 撮影隊の中心人物だった同館の窪寺恒己博士は、展示されたダイオウイカについて「かなり状態がいい」とし「巨大な目や、無数の吸盤、上から見た口などに注目して見てほしい」と話した。

 ほかにも、潜水調査船「しんかい6500」の原寸大模型や、泳ぐダイオウイカの映像を巨大スクリーンで楽しむことができる「深海シアター」なども見どころ。

 グッズコーナーでは、約6メートルの実寸大ダイオウイカのぬいぐるみ(20万円)をはじめ、文具、菓子類などお買い物も楽しい。ダイオウイカのフレームがデザインされたプリントシール機もあるぞ。同展は10月6日まで。