2月21日に59歳で亡くなった坂東三津五郎さんの元妻で女優の寿ひずる(60)が9日、都内で主演舞台「オルガンズ」(5月20~24日、東京・博品館劇場)の会見を行った。亡くなる4日前の17日、結婚を早めた次女が、ウエディング姿で病床の三津五郎さんとともに最後の家族写真を撮ったことを明かした。
寿は宝塚歌劇団の人気スターだったが、83年に結婚し坂東巳之助(25)ら3人の子供をもうけた。しかし、三津五郎さんと元フジテレビアナウンサー近藤サトさん(46)の不倫発覚などもあって97年に離婚。その後も、舞踊家の次女守田幸奈さん(28)の舞踊会などで三津五郎さんともしばしば会っていたが、2月17日に子供たちから見舞いに来るように連絡があった。
病室では、子供たちが「来たよ」と声をかけると、寝ていた三津五郎さんは「知っているよ」と照れくさそうに答えたという。三津五郎さんの病気のため時期を早めて結婚していた幸奈さんは、父のために「今日、ウエディング姿を撮りたい」と切望し、4時間かけて準備した。幸奈さんと新郎、三津五郎さん、寿、長女の女優守田菜生(30)巳之助の6人で最後となる家族写真を撮った。
三津五郎さんはうれしそうで、「おめでとう、おめでとう」とお祝いの言葉を繰り返したという。寿も「いい形でお祝いできて本当に良かった」と涙ぐんだ。亡くなった日は家で待機して、みとることはできなかったが「子供たちの配慮で最後に会うことができた。子供たちもしっかりしていて安心しました」。元夫に掛ける言葉を聞かれると「安らかに眠ってください」と話した。【林尚之】




