女優の樹木希林(72)が、別居婚を続ける夫でミュージシャンの内田裕也(75)と「年に2度くらい」しか会っていないことを明かした。それでも「結婚して良かった」と“不思議”な夫婦関係について語っている。

 樹木は4日に放送されたフジテレビ系「SMAP×SMAP」の「BISTRO SMAP」にゲスト出演。MCを務めるSMAPの中居正広(42)から「どれくらいのペースで(内田と)会うのですか?」と尋ねられ、「保険のカード渡す時とか、介護保険料の報告をする時で、年に2度ぐらい」だとして周囲を驚かせた。しかし、会うときは「お互いに目をみて『喋らせてくれ』という」と、寸暇を惜しんでお喋りをしているという。

 また中居から「結婚して良かったですか?」と尋ねられると、樹木は迷わず「良かった」と即答。さらに「“あの”旦那さんで良かったですか?」と突っ込まれたが、「良かった。“あの”旦那さんじゃなかったら私の“重し”は誰もしてくれない」と答え、「“重し”がなかったら(私は)どこへでも飛んで行っちゃう。たがが外れたみたいになっちゃう」と、約40年間別居していても大事な存在であることを強調した。樹木は内田も「幸せだな、俺たち」と発言しているといい、お互いに結婚して良かったと思っていると語る。不思議な夫婦関係を続けていることに首を傾げる中居をみて、樹木は「幸せの種類はみんなそれぞれ違う」と主張した。

 樹木は内田と1973年に結婚した後、76年に別居。その後も離婚はせずに40年近く別居生活を続けている。