五月みどり(75)が、背中にあたる「第12胸椎」を圧迫骨折していることが17日、分かった。

 この日、都内で行われた東日本大震災チャリティーコンサート「人仁の会」で明かした。関係者によると、先月20日朝、自宅にいて仕事に向かう準備をしていたところ、足を滑らせて転倒した。その際、足を後ろからすくわれるような格好で背中から床に落ちたという。

 家人の通報で、神奈川県内にある自宅近くの病院に緊急搬送。エックス線やMRI検査を受けたところ、全治3カ月と診断された。

 約1週間入院し、6月2日から仕事復帰した。手術の必要はなく、自然治癒に任せるしかないといい、現在もコルセットをしている。この日は着物姿。腰を締め付けるので、「体が楽になる」と話しているという。会場の約550人には「皆さんも気を付けてくださいね」と語りかけた。

 同コンサートは歌手渥美二郎の呼び掛けで95年にスタートした。当初は阪神・淡路大震災の年に生まれた被災者が高校を卒業するまでの支援を目的にしていたが、現在は東日本大震災復興支援にしている。渥美は「自分の声の続く限り続けたい」と話している。

 今回は約213万円を日本赤十字活動資金として寄付。これまでの総額は約5300万円になる。