今年の正月公演で「ルパン三世」を好演した宝塚歌劇団雪組トップ、早霧(さぎり)せいなの本拠地第2作「星逢一夜(ほしあいひとよ)」「ラ・エスメラルダ」が17日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 今回の芝居は和物。九州のある藩の次男坊ながら、兄の急死で江戸に出仕。徳川吉宗に抜てきされ、享保の改革へ尽力したことで、幼少時に親交を深めた故郷の民を苦境に陥れる苦悩の男を演じる。

 役柄に入り込むタイプの早霧は「久しぶりにガツンときた。後半は(役柄が)かわいそうなぐらい立場と心情がすれていく」と言い、より一層、心情を入れ込んでけいこを重ねてきた。

 「脚本、演出の先生よりも、私がこの役を一番、理解している」と信じ、宝塚では異例の10歳少年期からを、早霧ら本役が役柄の全場面に登場している。

 早霧は、友と星を見て遊ぶ無邪気な少年の笑顔から、かつての友と対立する藩主の顔まで、声色、表情を使って演じ分け、芸達者ぶりを見せた。

 ショー「ラ・エスメラルダ」では、ラテン・ナンバーにのせた激しいダンスも披露した。

 宝塚公演は8月17日まで。東京宝塚劇場は9月4日~10月11日。