オダギリジョー(39)主演映画「FOUJITA-フジタ-」(小栗康平監督、14日公開)公開を記念し、関東圏の美術大の学生を招いてのティーチイン試写会が4日、都内で行われた。
この日、主人公のフジタこと藤田嗣治の母校・東京芸大2年生の女子大生から「絵を描く時、自分は1人で取捨選択していますが、映画は大勢で作ります。監督と役者の方針のズレは生じないのですか?」と質問が飛んだ。
オダギリは「台本を読んだら、その役は僕に任せて、丸投げしてくれと思う」と、いつもの自身のスタンスを明かした。その上で「でも今回は、監督の考える脳みそが面白かった。(演じたフジタのとらえ方が)自分と監督は180度違い、かつ言うことが正しかったりするので監督に全て預けるのが賢いと思った。今回は“0反抗”ですね」と監督の演出、方向性に従ったことを強調。「『オダギリはこういうヤツだ』というエゴを前に出したことも、多々あったと思う。今回は初めて、オダギリジョーという役者と全く違うステージに立てた。反抗を全くしなかった結果、高みに引き上げてもらえた気がする。ちょっと役者として今後、心を入れ替えなきゃいけないかなという、そんな時期にきています」と笑った。
フジタの最後の妻・君代を演じた中谷美紀(39)は「フジタは、この人がだんなさんだと面倒くさいと思うくらいの“布フェチ”で、お裁縫もご自分でなさった。フランスのエッソンヌにある、フジタが晩年を過ごしたおうちを訪れた時も、縫ったものがあった」と語った。その上で、自身が小栗監督に対して行った、1つのささやかな反抗として「ツバキの花を活けるということで、君代はフジタのお眼鏡にかなう花を活けたかったであろうと思いまして、私が懇意にしている、日本のお花を東京都内で最も扱っているお店にお願いして、そこだけは死守させていただきました」と、いたずらっぽく笑った。
この日は東京芸大のほか、東京造形大、武蔵野美術大、小栗監督の地元・栃木の文星芸術大から約50人の大学生が集まった。ティーチイン後、女子大生の一部が「オダギリさん、格好いい!!」と感激の声を上げていた。



