在位6年を超えた“レジェンド”トップ、元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音(ゆずき・れおん=36)が11日、大阪市内で、退団後初となるコンサート「REON JACK」を発表した。
公演詳細は未定だが、タンゴ場面は確定。「やりたいタンゴ、衣装は決めた」と言い、衣装については「セクシーなものになるかも? ふふふ。お楽しみ」と、いらずらっぽく笑った。
宝塚時代は圧倒的な存在感、カリスマ性でファンを引きつけ、ダイナミックなダンスで魅了。ダンス、歌、お笑い芝居を入れ込んだコンサート「REON」は在団中からシリーズ化され、ライフワーク。日本武道館での公演も成功させた。
ダンサーとしての優れた技量には定評があり、タンゴも経験はあるが「男役でタンゴは踊ってきたけど、本格的なタンゴダンサーと組んで(女性ダンサーとして)踊ってみたい」と希望し、コーナーに入れた。
前日10日に退団後初仕事だったブロードウェー・ミュージカル「プリンス・オブ・ブロードウェイ」を終えたばかり。東京公演後に迎えた大阪・梅田芸術劇場公演の千秋楽を迎えた。今年5月の退団後は、米・ニューヨークへ渡り、同ミュージカルのけいこに励んできた。
「ニューヨークでは、毎日けいこで、宝塚時代は1カ月けいこして、1カ月公演して…その繰り返しで、毎回評価されてきた。でも、ニューヨークではずっとけいこで、いったい、前へ進んでいるのか、後ろに行ってるのか、立ち止まったままなのか、すごい人たちに囲まれて、自分が分からなくなったときもあった。でも、結局は自分ができることを楽しんでやるしかないって思った」
退団後の不安、希望に揺れる心境を歌詞につづり、今回のコンサートでは自作詞曲も披露する。これまで在団中の「REON」コンサートでも毎回、自作詞ナンバーを披露しており、今回が5曲目。等身大の飾らない“本音”をメロディーにのせて歌う。
退団後は、肌を露出するケースも増え「お肌の手入れもしなきゃだし、足ぶつけて青たんも作れないし、女子って大変なんだな」と、痛感する日々でもある。
前作「プリンス-」では下着姿も披露し「いても立ってもいられなかった」と振り返る。ピンヒールでの踊りも「あんな細いので踊れるとは思わなかったけど、踊れるんですね~」。女性へ“変化”の真っ最中だ。恋について聞くと「いや~、そんな質問、きたことないから(笑い)。そんなこともあればいいんですかね~」と笑った。
ただ、米国での生活は「女性になるタイミングで行ってよかった」と話す。個性を大事にする米国人女性を見て「髪を伸ばすとか、スカートをはくとか、自分がしたくなったらすればいい」と自由に考えることが正解だと感じた。
今後についても「等身大の私、柚希礼音とファンの皆様で絆を確かめつつ、挑戦を続けていきたい」と話している。
「REON JACK」公演は、来年3月11~17日に大阪・梅田芸術劇場、同3月26日~4月11日に東京国際フォーラムで開かれる。



