4度目の世界王座返り咲きを目指す、45歳の元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎のドキュメンタリー映画「ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年」が20日、大阪市のシネ・リーブル梅田などで公開され、辰吉と阪本順治監督(57)が舞台あいさつを行った。
地元大阪でもあり、辰吉人気健在を証明する初日になった。入退場時には、リングイン時のような「辰吉コール」がわき起こり、サプライズのお楽しみ抽選会では、直筆サイン入りグローブの当たった女性ファンが、感激して泣きだす場面もあった。
映画は「さかピー」「たっちゃん」と呼び合う間柄の阪本監督が、94年12月の同王座統一戦で薬師寺保栄に敗れた後の95年8月から、辰吉の次男寿以輝(じゅいき)がプロテストに合格した昨年11月までを追いかけたもの。20年で回した約1000分間のフィルムを、辰吉のインタビューを中心に編集した。
「僕は俳優やなくてボクサーやから」という辰吉は「まさかの20年の前に、まさかの現役やからね。息子もデビューしよったから。それ考えたらエグいでしょ」と、思わぬ映画の感想を苦笑いで話した。最後は「私は現役。毎日練習してます。毎朝走ってます。以上!」と力強く締めくくった。



