OSK日本歌劇団の毎春恒例、大阪松竹座公演「レビュー 春のおどり」が1日、初日を迎え、初回の公演前にトップスター高世麻央(たかせ・まお)らが劇場前であいさつ。ファン約200人が集まった。

 創立94周年になる劇団を、一昨年からトップスターとして率いる高世は「OSKが誕生した大阪松竹座で、今年も公演ができることを非常にうれしく思います」と満面笑み。「初日からエネルギーあふれる舞台をご覧にいれます」と熱いステージを約束した。

 「レビューのOSK」の代名詞通り、和洋ショー2本立てのおなじみ「春のおどり」公演。今回は、1部が遊郭を舞台にした和物の「花の夢 恋は満開」、2部では、躍動感あふれる音楽に乗せた洋物「Take the beat!」を上演する。

 桐生麻耶(きりゅう・あさや)は「1部も2部も『これでもか!』というほど、踊りまくっております」。今春、入団丸10年の節目を迎えた真麻里都(まあさ・りと)は「5月ではございますが、大阪松竹座はOSKという桜が満開でございます。桜満開、笑顔満開で務めさせていただきます」と威勢良く宣言した。

 楊琳(やん・りん)、悠浦(ゆうら)あやとも含めた男役5人は、大阪締めで初日前行事を締めて幕開きへ備えた。

 公演は同劇場で8日まで。