ゴジラが初めてアニメーション映画「GODZILLA」(静野孔文監督、瀬下寛之監督、来年公開)になることが18日、分かった。このほどイメージビジュアルが公開、これまでのゴジラ作品とまったく違うSFの世界観になっている。

 静野監督、瀬下監督に加え、ストーリー原案、脚本は、「魔法少女まどか☆マギカ」で知られる虚淵(うろぶち)玄氏が手掛ける。イメージビジュアルには宇宙船らしきものが見えるが、地球なのか、または別の惑星なのかも不明だ。製作側は「初のSF設定で、実写では撮れない世界を見せたい。若い世代、海外でも幅広く見てもらえるよう、今までにない海の越え方ができる」と、大規模での海外公開も示唆した。

 気になるゴジラのビジュアルは今後発表される。世界観に合わせかなり大きなゴジラになる可能性もある。また、ゴジラ誕生の設定や人間との因縁は大きく変えることはないという。静野監督は「ゴジラが大好きな人も、まったく知らない人も楽しめるアニメならではの壮大なスケールを目指します」とコメントした。

 公開中のシリーズ最新作「シン・ゴジラ」は公開20日間で興収38億円を突破。アニメ映画化でさらに幅広い観客へのゴジラ浸透が期待される。