第34回橋田賞授賞式が10日、都内で行われ、主演したNHK連続テレビ小説「あんぱん」の演技で同賞を受賞した今田美桜(29)が喜びを語った。

作品では「アンパンマン」の作者やなせたかし氏の妻、小松暢さんをモデルにした朝田のぶを演じた。「豊かな感受性と確かな表現力により、明るさと芯の強さを併せ持つヒロインの心の機微を繊細に体現し、激動の時代を生き抜く女性像を鮮やかに描き出した」と評価された。

今田は「放送から半年以上たっていますが、今も『あんぱん』の話をしてくださる方がたくさんいらっしゃる。たくさんの方に愛していただいた作品と実感した」と感激し、「1年という撮影の中で、のぶさんと一緒に一喜一憂した時間は、私にとってかけがえのない財産となりました」と話した。

式典では、脚本の中園ミホ氏が、のぶのキャラクターを「橋田先生の分身」と明かした。やなせ氏の妻の資料がほとんどなく、橋田氏の本を「読みまくって」作り上げたという。

今田は「中園先生が、のぶを『橋田先生の分身です』とおっしゃっていて、驚きと、背筋が伸びる思い」と笑顔で話した。