2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」で、大河初となるボーイズラブの要素も描かれることが2日、分かった。主演鈴木亮平(33)の発表会見の席で、脚本中園ミホ氏が明かした。

 明治維新のヒーロー、西郷隆盛の生涯を描く。原作林真理子氏とともに登壇した中園氏は「原作はいろんな愛にあふれています。島津斉彬との師弟愛や家族愛、男女の愛、ボーイズラブまで、ラブストーリーがちりばめられている。1年間、そんな西郷どんにどっぷりほれていただきたい」。

 林氏は「作家にとって夢はやっぱり大河。再来年は明治150年で絶対大河は幕末になると小耳にはさんで西郷さんを書き始めた。本になる時はひんしゅくを買うと思いますが、こんな西郷さん見たことないというわくわくする内容です」と自信をみせた。

 制作統括の桜井賢チーフプロデューサーは、ボーイズラブについて「尊敬する人に対する恋愛感情に近い思いなど、あの時代の男たちのあり方、心情があったのではないか」とし「日曜8時にお届けするので、愛される西郷さんを」と笑顔で話した。